8/9のデュオリサイタルに向けて、ヴァイオリニストの北田千尋さん、ピアニストの長純音(おさあやね)さんにインタビューさせて頂きました。(敬称略)
スタッフ:お二人がデュオリサイタルをやろうと思った経緯を教えてください。
北田:私たちは桐朋学園の大学院でデュオを組み始めたのがきっかけで共演するようになりましたが、一緒に勉強する機会はあっても外で演奏する機会はなかったので、せっかくなら本番で一緒に演奏できたらいいね、ということでリサイタルをすることになりました。
長:私は室内楽は、学部の1、2年の時にピアノカルテットを組んだことはありますが、それ以外は全くなくて、大学院でしっかり勉強してっていうのは今回が初めてでした。
スタッフ:北田さんは普段、カルテット・アマービレのメンバーとして活動してますが、カルテットのメンバーとして活動する時と、ソリストとして活動するときの自分の心構えの違いっていうのはありますか?
北田:基本的な音楽づくりという意味では、ソロの演奏するときも室内楽を演奏するときも一緒だと思います。
例えば音色やフレーズ、テンポ設定をどういう風にするかはどの編成の時でも同じ作り方だと思うんですが、絶対にチャンネルは切り替えないといけないなと感じています。
特にカルテットではセカンドヴァイオリンを担当しているので、バランスはとても意識しています。メロディーに対してどのくらいのバランスで弾くと美しいかなど考えるのはとても楽しい作業です。
バランスに関してはソリストとしてオーケストラと弾くときももちろん考えなければいけないことですが、大きなホールでソリストとして音を飛ばすのとカルテット4人で一つの音を作り出すときの出し方は違うと思いながら、チャンネルを切り替えて弾くようにしています。
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